小沢健二＠広島市文化交流会館

はじめたばかりのtwitterでyumiさんがしきりに広島公演のチケットが定価割れしていることを言及していたこともあったけど、何のはずみなのかコロリと気が変わって、気が付いたら広島にいたんだっけ。あのスイッチの切り替わりはなんだったんだろう。
新幹線と夜行バスの価格表を見比べて交通手段は夜バスで即決したけど、日曜日の夜19時50分に八重洲口集合で翌朝7時に広島到着ってのを知ったときは改めて広島との距離を思い知った。でもぐーすか寝てたらあっという間。少し前は「そろそろ夜行バスはしんどい」とか思っていたけれど、まだまだ大丈夫みたい。

「大衆音楽の一部であることを誇りに思います。ありがとう」のくだりは3公演見て3公演とも息が詰まった部分で、むせ返りそうな客席の熱気と拍手に毎回感動してる。広島公演はその土地ならではの「おたふくシャワー」で一行を歓迎していて、仙台のお客さんとはまた違う熱さをびしばしと感じた。
おざわくんのポエトリーディングの内容を踏襲するわけではないけれど「僕らが旅に出る理由」のベースラインが暗闇の中でより一層くっきりと映え渡っていたことに改めて驚いたりして。「ある程度同じ部分がある」とは思っていたけど毎回驚きと発見が湯水のごとく溢れてきて頭が追いつかない。アレンジやおざわくん自身のアクションも中野公演の頃より軽やかになっていて、お客さんをイジる茶目っ気を含め、肩の力が抜けてきているのが見て取れた。ツアー序盤のきりりとした緊張感もすごくよかったけれど、この感じもとてもいい。
序盤のツアーでは2時間30分でぴったり終わっていたのがアンコールの後はほんわかおしゃべりタイム。地方公演のチケットを持っていれば今後の東京・大阪公演でもTシャツが購入できるようになったこと、あと「Ｔシャツだけでなくおざわくん以外のツアーメンバーのステージ衣装もほしいよね？」という真城さんの提案にも会場内から大きな拍手が。どうなるかは分からないけど楽しみにしていいのかしら。(ほしいよね)

ライブ終了後の会場は「本当にさっきまであんなすごいことが起きてたの？」って思えちゃうような静まりっぷり。

夜はビッグエコーでおざわくん縛りのオザカラ。合間にウーロン茶を飲んでいて、公演中おざわくんがほどんど水を口にしなかったのを思い出してまたびっくりしてみたり。
仙台、東京、広島と3公演行って思ったのが、おざわくんと一緒に日本各地を飛び回っている「いい大人」が予想以上にたくさんいること。「いくつになってもいつだって青春できるんだ！」って思うと明日は明るい。