音楽バカ一直線@渋谷LUSH

えーっとさ、ホット・ハニーバニー・ストンパーズが名古屋から来ちゃうみたいじゃない?だもんで意気揚々と渋谷に乗り込むつもりだったんだけど、仕事が微妙に終わらないわけじゃない?
「ストンパーズの出演が20時以降なら行く、20時以前なら行かない」と腹に決めてLUSHに電話で確認したら「20時10分からの出演です」との回答にヤター!と思って安心して渋谷へ向かったわけなのよね。
渋谷LUSH初めてなんだけどどんなところなのかしらとテカテカしながら入ってみたらカオスというかね、ラブ&ピースからもっともかけ離れた場所だったんだよね。

侍ダイナマイツ

なんかわっしょいわっしょい言ってたよ。

ホット・ハニーバニー・ストンパーズ

ストンパーズは今日の3番手らしい。あの大所帯がこの狭いステージに立てるのか?という素朴な疑問を持ちながら、ちゃんと11人全員登場!
「名古屋からいっぱい連れてきました」というゲルさんの言葉に客席からは「名古屋ー!」「名古屋ー!!」という野次が飛び交う。
曲ごとに変わる小道具と衣装、卑猥な小芝居、見せ場(例:ギターソロ)で他のメンバーが一斉にしゃがみこむという息の合ったステージに客席からは時折「おおー!」っと感嘆の声が上がる。
いい歳こいたおっさんたちの真面目な悪ふざけなんて客から見たらホント楽しいだけだよなぁと。見所満載で視線が全く定まらないすばらしきエンターテイメント!
まともに演奏してるメンバーは半分もいないけれど、その分狭いステージで暴れまわるものだから生傷が絶えなさそうな印象も強い。まさしく「体を張った仕事!」
GUIROでは完全に裏方に徹している(ように見える)松石ゲルさんだけれど、やはりこれは彼のリーダーバンド。ステージ上の最前にドラムセットがどーんと置いてあるのに男気を感じる。スタンディング・ドラムを見ると90年代後半に活動してたSIDE-ONEというロカビリーバンドを思い出して、関係ないところでグッと来てしまった。
リーダー松石ゲルさんの仕事はドラムだけではなく客の煽りを含めMCも一手に引き受ける。
「明日メンバー半分帰っちゃうんですけどね」「明らかに演奏に参加してない人もいますからね」「今のメンバーが三分の一になってもできる音楽です」という軽く自虐の入ったおトークから「バンド名は長いので覚えなくてもいいです」と軽やかな冗談まで華麗にこなす。楽曲のテンションが高いので、ゲルさん本人もライブではそんなノリなのかと勝手に思い込んでいたんだけど、冷静な語り口がオトナ。
客席が酔っ払いだらけなので盛り上がっちゃいるんだけど、この盛り上がり具合が彼ら本来のライブのものなのか、この場所独特のノリなのか判断できない。ストンパーズを見る機会がまた巡ってきたら、次回は健康美溢れる客層にモミクチャにされながら見たいと思う。

〜今日もステージ上のセトリストを必死でメモ〜

  • ?(メモしたのに曲名がよくワカラネ)
  • 君はどう?
  • 飛ぶソンブレロ
  • 初代ペロペロキャンディ
  • ロマンス仁丹
  • 悪ガキ三人衆
  • おとこまえ
  • のるかポルカ

浅草ジンタ

百怪の行列、更に辿ればデスマーチ艦隊。高校生のときデスマーチ艦隊(の見た目が)好きだったからなんか嬉しかった。
3曲目あたりで、お腹空いて気分が悪くなってきたので渋谷LUSHを後に…、貧弱っすねぇ。


今日のイベントを振り返ると大好物の普段着ミュージシャンが皆無だということに気がついた。ある意味新しい風。