MUSIC DAY 2005@SHIBUYA-BOXX

大抵のイベントでバンドの平均年齢は一番高いのに、扱いはぴっちぴちのニューカマー。これが現在東京でのANATAKIKOUのポジションだったりします。(少なくとも私はそう思ってる)
今日のイベントは18時開演。いつものイベントのように初っ端であればどんなに頑張ってもANATAKIKOUには確実に間に合いません。
仕事が終わって電車に乗り、原宿で下車し、BOXXまでヘーコラ走り、18:25に会場入り。
前日までは「間に合わなかったらしょうがないか〜」とか余裕ぶっこいてたのにダメだ、いざとなるとすごい焦る、純情な乙女心('A`)

とりあえず見た順からー。

  • bianco nero

路上ライブでブイブイ言わしていそうな素朴な感じの4人組。
昨日見たROVOの次がこの子達なので、凄まじくフレッシュ。音楽が若々しい。
フライヤーに混ざってたビアンコネロ物語って漫画がイイカンジ。
一つのバンドの物語を漫画にして配っちゃうってのがなんとも素敵な試みだとオモタ。
売れてる人が○○物語って漫画出してたりするけど、新人さんってほとんど無いから新しい。
家に帰ってからこの漫画結構読み返してるけど、どんなアーティストか伝わりやすくていいなー。
みんなアレだよ、メジャーデビューして雑誌のインタブに答えるのも素敵だけど、こうやって漫画にしてイベントなんかで配るのってフライヤーをロクに見ない俺ちゃんみたいなタイプには効果絶大ですよ。

ボーカルさんが自分達のバンド名をしっかり言わないのがコルァ!と思ったり。
ここはルーキーズプラスですよ!無料招待ですよ!アピールしれと。
アピールする場でガツガツしてるミュージシャンがヨシオさんは人間臭くて好きであります。
音はシンプルなゴリゴリロック。テンポもいい。

おかしい…これより後にANATAKIKOUが出てくるなんて考えられない。
やっぱりビアンコネロの前にやったのかな〜。
あまりのどんより気分にこのままじゃヤバイ感じになってきた・・・純情な乙女心('A`)
思い切ってお隣のお兄さんに確認。
ワシ「すいません…1番目って誰でしたか?」
兄ちゃん「ビアンコネロでしたよ。」
ここでヨシオさんのテンションふっかーつ。ああ、私ってなんて幸せなやつなんだろう。

ステージ上に立つ4人の兄ちゃんたちは、決して若くは無いけれど、彼らの歌は青さの無い男の青春!っていう印象を受けた。
どっかサンボマスターに通ずるものが、と思ったら、この人たちのプロデューサーはサンボマスター山口隆なんだね。
この手のイベントで「僕たちの名前を覚えて帰ってください」っていうミュージシャンはたくさんいるけど
名前も反則だし、ボーカルがアフロなのも反則だし、この人たちはちょっと忘れられない

時刻は20時10分ようやくきやがりました。あのワンマン以来久し振り、ああ長かった。蝸牛タン、ポクロさん元気ディスカー(呼びかけてみる)
午後5時の追随画→ヌルイ雨→リリーと立て続けに名曲3連発。やはりテレビ収録。最初から客を掴みに行った模様。掴めてるかは分からないけどナ。
松浦タンがいつもどおりのいかれMCで「黄色い黄な粉餅がzpふgzpjぇふぁ」って叫んだのどこだったっけ?ヌルイ雨の前かな。
ヌルイ雨の後は「さっきの黄な粉餅の続きだけど、黄な粉を吸い込むような、キムチの上を歩くような…オーケーほくちゃま!!」会場の空気としてはここらで何かがギリギリアウト。
すごいな、このキティガイっぷりはどっからくるんだろう。
「WOMAN RECORD」は藤井さんのドラムがいつもとアレンジが違っててかっこよかった。うん、あれは素晴らしいなー。
「東京では転校生なANATAKIKOUですけど、転校生っていう言葉は切ない感じでいいんですけど、本質を突き詰めていくとダメ!」と力説。そしてギターを掻き鳴らしながらいちいちピタっとポーズを決める松浦タン。動きがキモい。

後ろにいたANATAKIKOUを初めて見たらしいお嬢さん方が「あの人おかしい、絶対おかしい」ってげらげら笑っていたりして、和やかムードの会場内。今日は思いのほかドン引きしてる人はそんないなかったような気がした。

自分でもホント不思議でしょうがなかったけれど、松浦タンのライブ中の言葉にイラついて「マジしゃべんな」とか思ってたのに、今じゃどうよ、腹抱えて笑ってますがな。
松浦タンのMCがマジで嫌でライブ行くの辞めようと思ったけど、諦めなくてホントよかった。

午後5時の追随画
ヌルイ雨
リリー
いけないところで
キューティーフォン
WOMAN RECORD
幻想港町

うーん振り返れば振り返るほど今日のセットリストはよかったなー。
お客さんをおてんばに振り回して、最後に「幻想港町」で、みんなの笑顔忘れない〜楽しいときをありがとう〜♪って歌うからね。最後に歌うのにピッタリな曲だよね。

今日も冷たい改札通って〜♪壊れたミシンに街を潜らせた〜♪
物販を物色して、大阪で買えなかったミシンTシャツ2500円ゲット。
ANATAKIKOUを聴いたあとの楽しい気分とポラリスとかのライブの後の楽しい気分じゃ、同じ楽しいでもジャンルが微妙に違うんだなー。この気分はどう表現すればいいのやら。

彼らのライブを見るためなら、ちょっと盲目的になってる部分があるんだよね。
例えば、荒吐ANATAKIKOUが出てたら、仕事さぼって確実に行ってたわけで。

ちょっとこの感覚はいきすぎてるのは、自分でも分かってるんだよね。
でもね、この気分がサイコーなんだよねー。